大切な方が亡くなり、自宅に帰してあげたい…けれど何日まで大丈夫なのか?
どこに気をつければ良いのか?にお答えします
準備するもの
敷布団
敷布団はマットレスでも問題ありません
電気毛布のように暖房機能があるものには注意します
温度が上がってしまうとご状態が悪くなってしまうためです。
掛け布団
掛け布団は厚手のものが良いです
なぜならドライアイスの効果が高まるためです
厚手のものだと温かくなってしまって良くないのでは?
と言われることもありますが、普段生きている方は
自分の体温があるためお布団の中が温かくなります。
ドライアイスが当たっている場合、お体が冷たくなるため
お布団のなかが高温になる事はありません。
考え方としては厚手のお布団で冷気を逃さないためです
枕
枕については生前お使いになっていた枕で構いません。
多少柄が入っていても問題ありません
もし気になる場合は白いタオルを枕に巻いて対応をします
枕はできれば高くします。
頭が体より下がると状態によっては体液が出やすくなる可能性があるためです
また、枕を高くしているとお口が開いたとしてもタオルなどをアゴの下に当てて
閉じることも可能になるためです。
普段寝ている時も少し枕が高いほうが寝やすいですよね。
気をつけること
室温管理
お部屋全体の温度を管理できる環境が必要です
エアコンがあるお部屋が理想です。
何度に設定すればよい?とよく質問を頂きますが
ご遺体管理をする上で肝心なのは最初の処置が重要です。
お体を冷やすことがまず大事になりますので
一番最初は一番低い温度が良いです。(18℃だと思います)
室温の管理ということから長時間の直射日光も避けたいです
何日まで可能か
状態にもよりますが
早めの納棺(棺に納められていること)を行った場合であれば
5日間は大丈夫と思います。
ただし、重力の関係からお顔の筋肉が少しずつ下がり、印象が少し変わるような可能性もあります
もし日数が5日以上になる場合は保冷機能のある霊安室にお預けする方がおすすめです
理想の形としては葬儀まで日数がある場合、
1日目:ご逝去→自宅安置
2~4日目:自宅で納棺
5日目:自宅から移動→霊安室安置
6日目:式場でお通夜
7日目:葬儀・火葬
という形が取れると自宅に安置、ゆっくり自宅でお別れ、余裕を持って式に臨めるかと思います。
まとめ
自宅に安置する場合、
- 室温の管理ができるところ
- お布団の準備
状態にもよりますが5日が目安です